1905(明治38) 年2月8日

朝小林萬吾が来た。一ツ橋専攻一年の方は出席二人しかなくてレクチュールを少々やつてやめにした。午後は上野で三時までやる。帰り掛けに亀屋で珈琲とバタを買入れた。帰宅後入浴。夜七時頃にこまから静岡発の電報が来たが時間表には今頃に出る汽車はないから寝てしまつたら一時過に帰つて来た。

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