東京建築祭2026に参加しました

Tokyo Architecture Festival 2026

東京文化財研究所では、昨年度に続いて東京建築祭2026に参加し、5月20日にガイドツアーを行いました。東京建築祭は、オープンハウスロンドンなどの海外の建築公開イベントを参考に、「建築から、ひとを感じる、まちを知る。」をテーマとして2024年から民間企画で始められた、見る側・見せる側の双方向参加型の祭典です。

当研究所のガイドツアーでは、坂倉準三の系譜に連なるモダニストの設計思想をひく本庁舎(戸尾任宏設計、2000年)と明治以来の正統派の西洋建築様式になる旧本庁舎の黒田記念館(岡田信一郎設計、1928年)を巡り、両建築の特徴が空間的にも時間的にも上野エリアの歴史と文化と深く関係していることが体感できることを意図しました。

当日は悪天候が予想されるなか幸いにも好天に恵まれ、昨年いただいた要望に応えて、文化財の調査研究の裏側として国内随一の美術アーカイブを誇る閉架書庫と無形文化財の実演記録室もご覧いただきました。1回90分の短いツアーでしたが、延べ40名の参加者には満足いただけたことを期待します。この場を借りて、当研究所に足を運んでくださった皆様、また主催いただいた東京建築祭実行委員会の皆様に厚く御礼申し上げます。

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エントランス:本庁舎(左)黒田記念館(右)
Roof Top
本庁舎屋上から徳川家霊廟の杜ごしに根岸の街並みを望む
Kuroda Memorial Hall
建築当初の空間と装飾をよく留める黒田記念館の黒田記念室
Light Court
本庁舎の様々な分野の研究・業務機能を統合する吹抜け空間

東京建築祭2025公式ウェブサイト:https://tokyo2026.kenchikusai.jp/