1905(明治38) 年3月29日 Wednesday


三月廿九日 晴

暖かになる。目黒からスープをこしらへて送つて来た。終日引込んで居る。午後万長にすみの袴を求めに行き後に色合いが俗であるから取換へることにした。夜高島大人来訪。九日に戦地より帰つたとの事で沙河陣地冬越しの談面白し。併し戦争も一度も見ないといつた。

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例)「1905/03/29 久米桂一郎日記データベース」(東京文化財研究所) https://www.tobunken.go.jp/materials/kume_diary/872771.html(閲覧日 2025-04-28)