1905(明治38) 年3月14日 Tuesday 三月十四日 晴夜微雨 今年始めての暖気である。上野から帰途に大村氏帰朝の祝宴で梅川楼に赴く。来会者四十人許、例ながら久一さんが隣席での大気焔には凹まざるを得ない。久一さんは此会を以て奉天占領の祝捷として大に飲むという説である。又うん公がある芸者を捉へて重野の事でひやかしたが一向平気なもんであつた。帰り掛に先年岡崎の御馳走になつた時壱円おごつた下女が覚へて居て挨拶したには驚いた。 引用の際は、クレジットを明記ください。 例)「1905/03/14 久米桂一郎日記データベース」(東京文化財研究所) https://www.tobunken.go.jp/materials/kume_diary/872706.html(閲覧日 2025-04-28) « 三月十日 晴 三月十五日 曇 »