1904(明治37) 年10月30日 Sunday 十月三十日 半晴 午後より目黒に出掛る。父上無事、よねがシュウクリーム菓子製造で大騒きであつたが中々甘く出来た。其他に変つた話もない、四時頃に帰る。尾竹竹坡前田青村というのが来て美術院二十日会の講話の事を請求する。其内にやろうといつて一先づ断はつた。小代が来てどこかに食事に行こうというのでこまをつれて出掛ける。橋善へいつたが満員で天金に廻る。単調で感心せず。帰りに新橋勧工場に入り買物をなし、夫から大門で車を下り、小泉の家に立寄つたが不在であつた。 引用の際は、クレジットを明記ください。 例)「1904/10/30 久米桂一郎日記データベース」(東京文化財研究所) https://www.tobunken.go.jp/materials/kume_diary/872121.html(閲覧日 2025-04-29) « 十月廿九日 朝小雨后晴 十月三十一日 半晴 »