1905(明治38) 年4月4日

昼前は瑞西旅行記を認める。午後は少し明るくなつたのでこまを携へて白木屋に出掛る。客は此間より多いやうである。蒲団の裏になる色物を求めた。帰りは神明の太々餅に寄り四時帰宅。夜松方正作より電話が掛つて八時頃歩んで出掛ける。例之通浮世画の買物の評判にて十一時まで話した。

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