東京建築祭2025に参加しました

東京文化財研究所では今年度、東京建築祭2025に参加し、5月21日にガイドツアーを行いました。東京建築祭は、オープンハウスロンドンなどの海外の建築公開イベントを参考に、「建築から、ひとを感じる、まちを知る。」をテーマとして昨年度から民間企画で始められた、見る側・見せる側の双方向参加型の祭典です。
当研究所のガイドツアーでは、坂倉準三の系譜に連なるモダニストの設計思想をひく本庁舎(戸尾任宏設計、2000年)と明治以来の正統派の西洋建築様式になる旧本庁舎の黒田記念館(岡田信一郎設計、1928年)を巡り、両建築の特徴が空間的にも時間的にも上野エリアの歴史と文化と深く関係していることが体感できることを意図しました。
1回1時間あまりの短いツアーでしたが、3回延べ60名の参加者には皆熱心に説明に耳を傾けてもらい、様々な質問もいただくなど盛況のうちにツアーを終えることができました。この場を借りて、真夏日にせまる熱い日差しの下で当研究所に足を運んでくださった皆様、また主催いただいた東京建築祭実行委員会の皆様に厚く御礼申し上げます。
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東京建築祭2025公式ウェブサイト:https://tokyo2025.kenchikusai.jp/