オランダ文化遺産庁国際協力コーディネーターの訪問

Forecourt NMWA

10月9日、オランダ文化遺産庁で国際協力コーディネーターを務めるレムコ・フェルメーレン氏が当センターを訪問しました。フェルメーレン氏は、文化をめぐる包摂的かつ協働的な活動の可能性に関する国立民族学博物館との共同研究プロジェクトで来日し、大阪で行われた研究会およびシンポジウムの後、同館・邱君妮氏の仲介により当センターとの交流を目的に来訪したものです。

午前中、国立西洋美術館において同館・福田京氏の協力のもと近現代建築遺産の保存と改修の実践について現地見学を行い、午後にフェルメーレン氏が取り組んでいる、インドネシアの植民地建築遺産の再利用と若年層の関与に関する研究発表を中心とした意見交換会を行いました。意見交換会では、友田センター長から当センターの体制や活動の紹介をあわせて行い、短い時間ながらも、先駆的な遺産研究の取組みや文化遺産国際協力のあり方について貴重な議論と情報共有の場となりました。

19C Grand Hall NMWA
Meeting TOBUNKEN

トップ画像:国立西洋美術館での保存改修の現地見学(復元整備された前庭空間の説明)

ボトム画像:訪問の様子(左:国立西洋美術館19世紀ホール、右:意見交換会)