サウジアラビア文化遺産庁視察団の訪問

9月3日、サウジアラビア文化遺産庁の視察団5名が当研究所を訪問しました。今回の来日の目的は、同国で計画されている考古学研究所の新設を見据え、各国の関係機関における組織体制や所有する分析機器を調査することで、所長への表敬訪問の後、所内を巡って各部・センターから業務や分析機器の説明を行いました。また、当センターでは3Dデジタルドキュメンテーションに関する業務等に協力をいただいているArtec 3D JapanとNikonによる最新機器のデモンストレーションも行いました。
限られた時間ではありましたが、当研究所全体の取り組みや、当センターが展開する国際協力事業への理解と関心を深めていただく機会となりました。また、午後には隣の東京国立博物館を訪問し、さらに奈良文化財研究所と東京大学総合研究博物館の訪問も予定されています。こうした人と人との交流を通じて、文化遺産を介した国際的な連携の輪が広がっていくことを期待しています。


トップ画像:分析機器のデモンストレーション後の集合写真
ボトム画像:視察の様子(左:分析機器のデモンストレーション、右:東京国立博物館)