当センターの使命
文化遺産は、特定の人々や集団が祖先から受け継いだアイデンティティの拠り所として大切に守り伝えてきたものであるとともに、人類全体の歴史を知りその英知を未来に活かすためにも、かけがえのない存在です。その一方で、様々な理由から十分な保護が行われず、劣化・破損や消滅の危機に瀕している文化遺産が数多くあるのも事実です。文化遺産保護への協力は、諸外国との文化的交流や相互理解の促進への貢献としても、ますますその重要性を増してきています。
文化遺産国際協力センターは、文化遺産の保存修復及び調査研究の分野において、我が国が国際協力を推進するためのナショナルセンターとして、教育研究機関や民間団体等とも協力しながら、世界各地で積極的な協力活動を実施しています。その活動内容は、文化遺産保護に関する国際情報の収集・研究・発信、文化遺産保護協力事業の推進、文化遺産の保存・修復に関する人材育成等、多岐にわたっています。
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