1892(明治25) 年11月16日 Wednesday


十一月十六日 今日モ又雨

昼飯ヲ早ク喰ヒ取リ一時ヨリマイヨ船頭ノ船ニ乗リパンポルニ行キ頭ノ毛ヲ切ル 帰リ掛ケアルクエストト百島ノ間ニテ西洋ニテスーフロール日本ノイルカノ種類ノ魚一群波ノ上ニ跳ルヲ見ル 五時半帰ル 日本百十九号ヲ認ム 島ノ近況湯ノ事ヲ記ス

引用の際は、クレジットを明記ください。
例)「1892/11/16 久米桂一郎日記データベース」(東京文化財研究所) https://www.tobunken.go.jp/materials/kume_diary/870931.html(閲覧日 2024-05-17)

同日の「黒田清輝日記」より
 十一月十六日 水
 朝新二郎へ出す手紙ヲ書く 昼後ハ例の如ク庭で夕方迄仕事す 今日ハ曇天気だがあたゝか也 昼後の便で寺尾君からお金が返へして来た 四時十五分頃丁度画をやめ様として居る処ニ和郎とブツフアールと舟で迎ニ来た一緒ニチヤドウイクの明屋敷を見学す 和郎が内ニ来て七時迄話す 夜食後美陽方ニて寿とカルタを取る 八時頃ニ鞠 美天 寿等を門口迄送て行てから墓場の上の方を散歩しのぐる 内へ帰つてから茶碗皿の洗ヒ方をやらかす 今日小僧ニ端書で Ecole des Artist metiers の規則書を貰て送て呉るゝ様ニ頼でやる 新二郎の為也
十一月十六日 水