1892(明治25) 年9月29日 Thursday


九月二十九日

仕立屋大臀壺ノ発起ニテ向岸トリュー河口ノレザルドリュー見物ニ行ク 朝五時カラ起サレ七時ニ船ニ乗リ十時比ニ着ク 両岸ノ眺メ物変リテ面白シ レザルドリューニテハ今日ハ獣市ニテ大賑ヒナリ 河上ノ懸橋ヲ踰ヘケルグリスト迄散歩ス 飯後二時半比帰島

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例)「1892/09/29 久米桂一郎日記データベース」(東京文化財研究所) https://www.tobunken.go.jp/materials/kume_diary/870801.html(閲覧日 2025-04-27)

同日の「黒田清輝日記」より
 九月二十九日 木
 朝夏の画をかき直す 昼後茶碗皿ヲ洗てから画かき部屋ニ行 庭で下画をかく 六時頃迄居る 久米 河北と連合の手紙 長田と川村からの端書を受取る 河北はいよいよ島に行たな 長田は Hotel de Carnes へ引越との事 川村ハ瑞典から帰て来て来月の始頃ニブリユクセルへ行くとの事 夜食後ジヨルジユトモンクール迄行く 後久米ト河北へやる手紙と川村 長田 曾我へやる端書ヲかく 今日ハ冬の日見た様ナ日が出て気候寒シ
九月二十九日 木