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作品ID 6335
作品名 銅経筒(奈良国立博物館)
年紀 保延7年(1141)
所蔵 奈良県奈良市 奈良国立博物館
員数 総高41.3
銘文内容 〔筒身 刻〕

(一一四一)
保延七年{歳次/辛酉}二月十五日勧進{延暦寺/僧定尋 族姓大神/長寿丸}

備考 『経塚遺文』139。伝福岡県出土。銅鋳製。筒身には銘文のほか、普賢十羅刹女、二天、二菩薩の図像を鏤刻。滑石製外筒は、葢の中央に穿孔があり、これと経筒の相輪を合わせることができるが、底はなく基台に直接すえられたものか。滑石外筒は、蓋・身を一体として法華種子曼荼羅を刻むとともに真言などを表わし、内容器の経筒と一体化させている。
参考文献 関秀夫『経塚遺文』東京堂出版、1985/奈良国立博物館『経塚遺宝』展図録、1977