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作品ID 5246
作品名 銅経筒(佐賀県立博物館)
年紀 天治元年(1124)
所蔵 佐賀県佐賀市 佐賀県立博物館
員数 総高26.8
銘文内容 〔筒身 刻〕
 天治元年十月一日 橘国未
          并柒嶋氏
備考 『経塚遺文』99。 経筒は銅鋳製、有節円筒形。底は台底。底板には和鏡を使用。蓋は宝珠形鈕付の傘形。瓔珞欠。昭和三十二年十一月十二日、山腹にて密柑園造成中に発見。地表約九〇センチの岩盤を径四六センチ×三九センチの楕円形で深さ三〇センチに掘りくぼめ、底に平石をすえ、経筒を置き、これに甕(高二九)を伏せて保護し、甕の周囲に木炭を詰める。上部には一〇~三〇センチ大の石約一〇〇を積む。ガラス玉八五、経巻残塊一を伴出。
参考文献 関秀夫『経塚遺文』東京堂出版、1985/木下之治「山崎経塚」新郷土一一-一〇、1958/木下之治・松岡史「佐賀県多久市山崎経塚―佐賀県下の経筒補遺―」九州考古学五・六(合)、1958/佐賀県教育委員会「佐賀県の経筒」1970/「山崎経塚出土品」佐賀県立博物館法、1971/佐賀県立博物館『博物館資料図録』一、1972