| 作品ID | 1267 |
| 作品名 | 祥啓筆巣雪斎図（静嘉堂文庫美術館） |
| 年紀 | 明応六年（1497） |
| 所蔵 | 静嘉堂文庫美術館蔵 |
| 員数 | 一幅 掛幅装 紙本墨画淡彩 竪一〇三・〇 横二七・〇 |
| 銘文内容 | 〔玉隠賛〕 （本文略） 明応龍集丁未小春之日 住山建長老衲英璵書于聴松軒下「玉潤」〈（朱文鼎印）〉「復畊」〈（朱白文方印）〉「賚」〈（白文楕円印）〉 |
| 備考 | 玉隠英璵（一四三二～一五二四）の序文に明応丁未の年銘があるが、明応年間にこの干支はなく、丁巳（明応六）か己未（明応八）と考えられる。巳と未が音通なので、ここでは前者を採っておく。序に続き竺雲顕騰・誠中中諄・叔悦禅懌の題詩がある。絵には「祥啓」白文方印があり、祥啓の基準的作例とみなされる。 |
| 参考文献 | 源豊宗『日本美術史年表』／相澤正彦・橋本慎司『関東水墨画』国書刊行会、二〇〇七／『鎌倉 禅の源流』展図録、東京国立博物館、二〇〇三／『関東水墨画の二〇〇年』展図録、栃木県立博物館・神奈川県立歴史博物館、一九九八／○『室町の絵画展』図録、静嘉堂文庫美術館、一九九六／○『禅林画賛』毎日新聞社、一九八七／『優品展』図録、静嘉堂文庫美術館、一九九二／『静嘉堂宝鑑』静嘉堂、一九九二 |