| 作品ID | 2964 |
| 作品名 | 渓陰小築図（金地院） |
| 年紀 | 応永二〇年（1413） |
| 所蔵 | 京都府京都市 金地院蔵 |
| 員数 | 一幅 掛幅装 紙本墨画 竪一〇一・五 横三四・五 |
| 銘文内容 | 〔賛〕 「（不明）」〈（朱文方印）〉 渓陰小築詩画序 詠梅蘂於炎天者簡斎之神妙也 画芭蕉於雪裡者摩詰之天機也 皆得之於心而相忘於物也 龍峰純子璞身立禅林稠広之際 而渓陰其名以居之所謂門市而 心水者歟豈不亦謂得之於心者 乎其知心之友図渓山之佳処而 装潢且倡於諸公以詩其側将贈 焉袖巻来求余措一辞披而覧之 乃山影参差水光瀲灔躍游魚乎 木末迎帰鳥乎波間以洗可塵之 心以鏖可畏之暑彼唐逸竹隠秦 人桃源何楚越於肝胆乎唯虞虢 之唇歯耳蓋是得於心而非境於 外焉然則斯図之作也心之画也 歟千載之下足以観主人之清心 諸公之神妙画史之天機矣独竹 隠桃源云乎哉雪蕉炎梅云乎哉 応永癸巳夏河東真玄序「玉芝弌枝」〈（白文方印）〉「太白章」〈（朱文方印）〉 |
| 備考 | 太白真玄（一三五七～一四一五）序のほか、大岳周崇（一三四五～一四二三）ら六僧の題詩がある。 |
| 参考文献 | 源豊宗『日本美術史年表』／『京都五山 禅の文化』展図録、東京国立博物館・九州国立博物館・日本経済新聞社、二〇〇七／『南禅寺』展図録、東京国立博物館・京都国立博物館、二〇〇四／『中世寺院の姿とくらし』展図録、国立歴史民俗博物館、二〇〇二／『ヒューマン・イメージ』展図録、京都国立博物館、二〇〇一／『国宝・重要文化財大全二』毎日新聞社、一九九九／『日本国宝展』図録、東京国立博物館、一九九〇／○『禅林画賛』毎日新聞社、一九八七 |