以法輪院御本　摸写之了
　　　　　　　　　　　　　　一交了　真円
　　　　　　　以大宝院御本摸写之了　一交了
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　禅覚記
　　　　　　　　　（別筆）
　　　　　　　　　　□　本□｛□　自手一交了／□　他人
　　　　　　　　　（虫損）
□　｝円浄記

〔下巻奥書〕
　　請出唐院御経蔵本命応源師令摸写之
　　梵漢両字帝妃已下語心観公令書写之以乗覚
　　同法校勘之　抑件本奥以続目為際無後紙
　　随元批記推之若放失歟　　　　　覚猷記

　　（一一八一）
　　治承五年三月上旬之比請出法輪院御本
　　語弁実同法令摸写之上巻自四月上旬比
　　始之六月廿六日図写功了　下巻自七月一日始
　　之同十日摸写之了　同十八日梵漢両字等書
　　写之了　真円自手摸写之了文字微細処老
　　眼不能見解之仍摸写之文字不分明歟後見可
　　　　　　　　　　（一一八一）
　　悉之　去十四日改元養和元年七月十八日記之
　　　　　　　三井寺別当小僧都法眼和尚尚位真円記
　　（一一八五）
　　元暦二年三月廿八日以蔵本勘定了　　　大略
　　無相違但漢字少々脱落之今書加之了
　　　　　　　　　　　　　　　　　　真円記

　　建久五年｛甲／寅｝十一月下旬比以大宝院御本」
　　相語禅実公令摸写了　自手勘定了
　　但上巻者内府阿闍梨被写之也　禅覚記
　　　　　　　　　（別筆）
　　　　　　　　　　建保五年二月一日以蔵本一校了
　　　　　　　　　（一二一七）
　　　　　　　　　　　　　　又自手一勘之了　　　　円浄記之