分野:、 年代:
作品ID 5385
作品名 銅経筒(国玉神社)
年紀 保延6年(1140)
所蔵 福岡県豊前市 国玉神社
員数 総高21.5
銘文内容 〔筒身 刻〕
 妙法蓮華経一部
     保延六年十月廿二日
           願主僧隆鑑
備考 『経塚遺文』136。 福岡県豊前市求菩提(上宮八区一号経塚)出土。経筒は銅鋳製、円筒形。底は平底。底板に銅鏡を嵌入。蓋は円錐形鈕付の傘形。昭和五十年七月二十八日~九月三十一日、豊前市教育委員会が求菩提山上宮社殿の東南方平坦地にて発掘調査。東西に約一メートル間隔の五基の経塚を発見。西から便宜一号~五号と呼ぶ。四号、五号出土の経筒は無銘。一号経塚は小形の扁平な石で深さ二八センチの石室をつくり蓋石の上部には盛土がある。一号~五号、いずれも石室内に木炭、副納品は認められない。
参考文献 関秀夫『経塚遺文』東京堂出版、1985/重松敏美・宮小路賀宏・丸山康晴『求菩提山経塚』1976/宮小路賀宏「福岡県豊前市求菩提山経塚の調査」考古学ジャーナル一二九、1976/重松敏美・宮小路賀宏・丸山康晴『求菩提山ー第二次の調査』1977/北九州市立歴史博物館『豊前修験道求菩提(展観目録)』1978