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作品ID 5377
作品名 銅経筒(東京国立博物館)
年紀 保延6年(1140)
所蔵 東京都台東区 東京国立博物館
員数
銘文内容 〔蓋表 鋳出〕
 勧進 
 僧正寅
 玄宗
 保延六
 年三月
 九日大
 壇主

〔蓋裏 鋳出〕
 出雲
 千貞
 女共 

備考 『経塚遺文』128。 山形県南陽市宮内別所山出土。経筒は銅鋳製、有節円筒形、底は平底。無鈕の被蓋式盛蓋。明治三十年十月二十日、農作業中に発見。経筒内には独鈷杵一と巻物一が納められ、その経筒は石櫃に納められていた。石櫃の周囲には木炭が詰められており、その上部から卵形石が発見された。
参考文献 関秀夫『経塚遺文』東京堂出版、1985/阿部正己「山形県金石文集」(山形県史蹟名勝天然紀念物調査報告八)1937/蔵田蔵「経塚論二」MUSEUM一四八、1963/奥村秀雄「山形県宮内町出土の経筒」(宮内町の文化財)1965/木口勝弘『奥州経塚の研究』1965/『東京国立博物館図版目録-経塚遺物編―』1967