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作品ID 5216
作品名 銅経筒(宇美八幡宮)
年紀 元永2年(1119)
所蔵 福岡県糟屋郡 宇美八幡宮
員数 総高三二・三
銘文内容 〔筒身 刻〕
 元永弐年{歳次/己亥}玖月廿四日 勧進僧良実
備考 『経塚遺文』84。 福岡県粕屋郡宇美町四王寺(第五経塚)出土。経筒は銅鋳製、有節円筒形。底は台底。底板には別板を嵌入。木製の据台が付けられている。蓋は宝珠形鈕付の傘形。昭和二年五月八日、島田寅次郎氏等が調査。四王寺毘沙門堂の北にて七基の経塚を発見。第五経塚は、地表下約六〇センチのところより合子、その下に銅経筒、銅鏡二面を納入した大甕を検出。大甕の周囲には木炭が詰められていた。経筒内には経巻残塊が遺存。
参考文献 関秀夫『経塚遺文』東京堂出版、1985/島田寅次郎「四王寺の来歴と遺物の発見」史蹟名勝天然紀念物二-一一、1927/保坂三郎「筑前四王寺阯経塚出土品」(西日本の名宝)1958/保坂三郎『経塚論考』1971