分野:、 年代:
作品ID 1704
作品名 以亨得謙像(萬歳寺)
年紀 建文四年(1402)
所蔵 佐賀県鳥栖市 萬歳寺蔵
員数 一幅 掛幅装 絹本墨画淡彩 竪八三・八 横三九・七
銘文内容 〔賛〕
(本文略)
 日本嬾牧謙禅師嘗参
 蒲庵和尚於四明双峯覆道
 隠密晩帰本国居五頂三十年
 是不為山洋之道誉四衆所帰誠
 叔世之真証也遠寄寿容来
京求題遂書以帰之時
 建文壬午春僧録司左講経兼
 鶏峯幻居 浄戒
     「少林心印」〈(白文方印)〉「臨済正宗」〈(白文方印)〉「(不明)」〈(白文方印)〉
備考 明の建文四年は和暦の応永九年にあたる。賛者の定巌浄戒(?~一四二七)は浙江省呉興の出身で、臨済宗大慧派僧。以亨得謙(?~一四〇二)が日本より寿像を定巌のもとへ送り、著賛を求めたものである。ただし絵は中国人絵師によるものとみられる。
参考文献 ○『元時代の絵画』展図録、大和文華館、一九九八/『佐賀の信仰と美術』展図録、佐賀県立美術館、一九九七/『博多禅』展図録、福岡市博物館、一九九一/『佐賀県文化財写真集 ふるさとの美と心』佐賀新聞社、一九九〇