白馬会と列品の模写

  • 都新聞
  • 1905(明治38)/09/29
  • 5
  • 雑報

白馬会にてハ是れまで展覧会開設の際にハ列品の模写を自由に 放任し芸術思想の普及に努め来りしが今回開設の紀念展覧会より是に制裁を加へ一回に付金五円を収むるにあらざれバ列品其他総 て模写を許さざる事となしたりと云ふ其識見ハさる事ながら現下の社会事情より見て此の如き高価の制裁を加ふべき必要ある にや

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