白馬会展覧会

  • 毎日新聞
  • 1900(明治33)/09/19
  • 1
  • 雑報

白馬会にては今秋絵画展覧会の魁けとして来る廿日より上野第五号 館に絵画彫刻展覧会を開設す其出品は三百余点に達 し昨年来同会員の着手中なりし大作も多く新に仏国より大家 の作を特に送り来れるもあり其外澳国プラーグの画伯にして過日来来朝中なるエミールオーリツク氏も客員として同氏得意のオートリソグラ(日本風景)数 枚を出品するよし其重なる出品は仏国コラン筆絵画八枚(黒田 清輝氏寄送和田英作筆肖像風景画岡田三郎助筆風景画(以上仏国より送品各六七枚)小林萬吾筆読売り藤島武 二筆裸体画白瀧幾之助筆花嫁長原孝太郎筆子守湯浅一郎 筆漁夫中村作次郎筆子供の杏取り中沢長光筆朝顔矢崎 千之助筆草花等なり

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