よみうり抄

  • 読売新聞
  • 1903(明治36)/09/22
  • 1
  • 雑報

◎上野の展覧会 目下五号館にて開会中なるハ紫玉会、白馬会及び研精会なり研精会ハ昨日より開会したるが出品画予定三百有余にて会員外の者も多く数日中に出揃ふ由この中△白馬会の出品の重なるものハ参考品にて英人ブラングヰンの蜜柑の収穫(松方伯蔵品)白耳義人デンデウヰの秋の夕暮など、新作品にて岡田三郎氏の花、仁和寺の古門、和田英作氏の夕暮の三保の富士、扇芳亭の女、三宅克己氏の水彩画等最も見べし、特別室にハ裸体画五点あり岡田黒田湯浅氏等の筆に成る

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