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硯箱 町田氏蔵
 〔図〕

九月三十日荊妻をつれて江東百花園に七種を
見る 少し末なれと時雨れし空にていとよろし
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元史曰世祖至元六年命八思巴制蒙古
新字頒行諸路 淵鑑類函一百九十五
開元通宝
唐書ニ曰初開文銭之文給事中
歐陽詢制詞先止後次左後有讀之自上及左
廻環讀之其義亦通俗謂之、開道元寶錢○難
虔開■云初進蝋様日文徳皇后掐一甲文故銭
上有搯文○
晋殷仲堪酒盤銘
 禮節有宜體悦酒為 狂薬惑最觴悪徳酔
 


淵鑑類函
中国、清代の類書。康煕帝の勅を奉じて、張英、王士禎らが総裁として、一三二名に分担編集させ、一七一〇年完成。全四五〇巻。唐、宋、元、明の詩文のなかから、故事成語を集めて注釈したもの。内容は、天、歳時、地、帝王以下四四部門に分類し、さらに細目に分けてある。