a-01_0088.jpg 蝋模の方 春秋 蜜蝋 四拾匁 松やに 拾匁 夏 蜜蝋 四拾匁 松やに 拾四匁 冬 蜜密蝋 四拾匁 松やに 六匁 胡麻油にてこねる 冬は凡三匁といへとこれにてハ多し 松やに細密のものハ松やに弐拾匁を法とす 銅鍋にても鉄なへにても火にのせ先松やにを入れとかす 次に蝋を入れ勺子に油をつけてかきまはし絽にて水中へこしこむ也 其後適宜に手へ油をつけこねて形をつくる也 七輪の火にて焼たる■ 〔「无礙菴」円印捺印〕