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年中行事叙位ノ巻、寝殿ノ傍にあり、鐙(カ)ぶきといふハこれか
(図)
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年中行事
年中行事絵巻。宮廷主要の年中行事を絵画化したもの。朝儀の再興に情熱をかけた後白河天皇の要望により、一一六五年頃制作された。原本は絵を常盤光長が描き、詞書を藤原教長が清書の筆を執ったものだったが、近世初期に内裏の炎上とともに焼失した。住吉如慶・具慶父子の写による十六巻をはじめ幾種かの模本が残る。
『記事珠』第一巻中の写しは、同絵巻の巻十および巻五から抜写されたものである。