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又〔図 復齋〕黒印アリ 分捕本ナル可シ
定家卿歌集切 七月五日多田にて見
はやくよりきゝならしけるいのちさき
すへの人さへたのもしきかな
ひえのやまにすミ侍ける人の
たき〔書損アリとルビ〕ものをたひといへりけれハ
梅花のわすかにちりのこりたるに
つけてつかハすニて
春たちてちりハてにける
むめのはなたかはかりそ
えたにのこれる
色紙のつかりのこりに四半本なるべし
台紙銀泥散梅泥引
歌ハ拾遺に名ハ如覚法師トアル由
九條師輔卿〔筆〕在元享釈書
多田氏の考に如覚の集なるべし