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〔雪村筆の図〕下條正雄の蔵カ
(一)朝鮮製陶尊銘 〔朝鮮文字筆記〕コレハ朝鮮の小〔哥〕なる
べしとか云へり
(二) 〔同〕
下條正雄
下條桂谷。一八四三~一九二〇。日本画家。天保一三年、羽前国米沢に生まれる。正雄は本名。米沢藩の絵師目賀田雲川に師事し、狩野派を学ぶ。明治八年狩野探美らと古書画鑑賞会を興し、一二年結成された龍池会に参加。旧派の指導者として重きをなし、四〇年の文展開設に際しては新派に対抗して正派同志会を結成した。大正九年没。
朝鮮製陶尊銘
現在、東京国立博物館が所蔵する「白磁象嵌諺文入筆筒」のこと。『龍池会報告』第二四号(明治二〇年五月)の出陳記事には「朝鮮製古文字入花瓶」とある。
http://webarchives.tnm.jp/imgsearch/show/C0095126