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 貝の上を一面漆にてぬり込 砥石にて磨き出す也 
 金貝ハ下地の繪を描上け 花の蕊を粘漆にて
 かき 金銀の金貝を截て張付け 繪よりあまりしハ
 小刀にて切り 端りを漆にて引き粉をまく 切金ハ
 金貝のこまかきもの也
 地蒔ハ繪漆にてぬり梨子粉を竹の管に入れてふる也 
 粉の麁細により竹管の先の作に目ノ大小あるべし 
平目ハ一枚つゝ筆の先金貝箆の先へ唾を
 つけ地漆へならへる也
  金粉類
 薄朱粉 上之粉 焼金極微塵 焼金
 ミジン 焼金花子 焼金花子 焼金ミジン常 
 焼金常 青粉 小判極微塵 小判ミジン
 小判花子 小判微塵常 小判常 錫類 
 赤銅粉 銀粉 銀極ミシン 銀ミジン 銀花子 
 銀ミジン常 銀常 焼金梨子地小三 
 同常三 同大三 金銀平目小三 同常三 
 同大三