| 作品ID | 4414 |
| 作品名 | 全周筆涅槃図（餘慶寺） |
| 年紀 | 長享二年（1488） |
| 所蔵 | 岡山県瀬戸内市 餘慶寺蔵 |
| 員数 | 一幅 掛幅装 絹本著色 竪一五二・五 横一二六・〇 |
| 銘文内容 | 〔旧裏書〕 （前略） 右文明十五年｛癸／卯｝十二月廿二日 於備後国山名又次郎殿当国 御入国諸軍勢乱入時元之 仏散失畢雖然衆従中 憑貴賤上下助成勧道 俗男女奉彼絵像掻処也 其時院主権少僧都妙真〈生年 七十七歳〉 年行事□□坊宝性坊〈削行事〉 大願［ ］ 権［ ］ 長享□年戊申 五月十五日 筆者於越州住 全周生年｛五九歳／時也｝ 大願主並一結衆 現世安穏後生 善処乃至法界 平等普利也 ｛結衆之已上／三百十六人余也｝謹言 |
| 備考 | 旧裏書が巻子として伝存する。巻頭から当銘文の上部にかけて村毎の願主名が記され、現在は一一四名分の名前が確認されるという。年号にかかる部分は大きく欠失しているが、「長享」「戊申」から長享二年とわかる。文明一五年（一四八三）、山名俊豊の侵攻により寺の什宝が失われたため、付近の村民で勧進したものという。 |
| 参考文献 | ○『備前上寺山』上寺山を良くする会、二〇〇六 |