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〔印の図〕楽焼茶碗の印
これハ近き頃?小石川水戸邸ニ竈ありて
御慰ニやかれし御
庭焼とぞ 但し いろ〳〵あるもの也 楽のミに非す
〔印の図〕老〔早〕小隠 備前焼ニあり これハ近年池田侯旧蔵
尹部の工に命してつくらせられしものとす
隣家尾形■■宅に見る
二重切金森宗和 巾壱寸九分 五寸一リ八分 壱尺九リ
〔図〕
価八拾五銭故かひ置 宗和〔花押〕 ■此字ぬり上になりてある故いやなれとも
竹の工合といひ■■
といひ宗和のこのみなるべし
とふ店 善立寺 十返舎一九かはかあり 戒名右の如し
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開楽院妙入日心信女 文化二丑年八月十七日
心月院一九日光信士 天保二卯年八月七日
辞世 此世をはそりやおいとまにせん香とともにつひにハ灰左様なら
心覚院妙智日春信女 元治元子年八月四日
深入院解脱日持信士 弘化三午年七月三日
真仰院妙悟日光信女 嘉永元申年十一月十二日