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 長サ真中ニて九寸九分五り 端ニテ九寸六分八り

 文選等用之ノ下ニ         ス
  朱ニて 未 サ ヲ 子 マ ミ ■ タ ス  上下タリ
  墨ニて 甲 七 第 ネ 丁 ア 爪 太 寸  上下タ
 端に切孔 一二三四 内糸を返す 外 第二ノ内 イロハニ
大和とち 〔図〕二帙の外〔図〕 ロヲ是ヨリ外ニ出ス、イニ出ス、ハヲ出ス、ニヲ出ス
         ロイニハ 二三ノ順ニテ結ブ、


大和とち
大和綴。 装丁法の一つ。用紙を数枚ないし数十枚重ね、紙縒で中綴じをして留める。ついで前後に表紙を添え、右端の上と下二か所に二つずつ綴じ穴をあけて、装飾的な組紐または平紐、あるいは数本の太白(太い絹糸)で結び綴じしたものである。この装丁法はすでに平安末期から行われていた。