a-01_0007.jpg

年中行事
叙位の巻
調進ノ躰
〔図〕
同
大饗ノマキ
道具 〔図〕
はし敷 〔図〕
大饗
舟ヲ捧ス童子の頭 ヒンヅラノ遺風 〔図〕アサキクマ 白 ムラサキ
弓ヲ持チシ童子 キモノ 〔紋様図〕 銀ノ上 タン上 ハカマ
年中行事
年中行事絵巻。宮廷主要の年中行事を絵画化したもの。朝儀の再興に情熱をかけた後白河天皇の要望により、一一六五年頃制作された。原本は絵を常盤光長が描き、詞書を藤原教長が清書の筆を執ったものだったが、近世初期に内裏の炎上とともに焼失した。住吉如慶・具慶父子の写による十六巻をはじめ幾種かの模本が残る。
『記事珠』第一巻中の写しは、同絵巻の巻十および巻五から抜写されたものである。