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黒田清輝作品の光学的調査

感(頭部)

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 透過近赤外線画像では首と頬の輪郭線が一続きの量塊としてとらえられ、反射近赤外線画像では首よりも頬がやや張り出したかたちになって、顔と首の差異化が図られているのが見て取れます。これらの近赤外線画像よりも油彩で描かれた顔は頬の陰影などを伴って丸顔に見えるようになっています。実際のデッサンから、モデルとの肖似性を減じ、より象徴的な顔へとつくり変えられています。

カラー画像 反射近赤外線画像 透過近赤外線画像

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