MLA(博物館・図書館・文書館)連携が推奨されてきたことを受け、近年、図書館や博物館、大学などにおいて所蔵資料や研究成果をオープンアクセスで提供している研究機関も多くみられ、複数の機関が連携して、より豊かな情報資源を公開し、研究を推進しています。情報共有や連携は既存の枠組みを超え、国際的に展開していると言えます。東京文化財研究所でも2016年からアメリカのゲッティ研究所と共同研究を行い、東京文化財研究所所蔵資料をゲッティ・リサーチ・ポータル上で情報提供しています。
このたび北米美術図書館協会(ARLIS/NA)のスタディ・ツアーが初めて日本で行われることになりました。アメリカやカナダの美術図書館や大学図書館に所属する16名ほどの参加者は、日常的に所蔵資料の管理と情報発信、機関連携に従事され、日本の美術アーカイブ/図書館に関心を寄せており、今回は国立国会図書館をはじめ都内の図書館や美術館資料室などを見学します。
ARLIS/NAの日本スタディ・ツアーに際し、相互交流の契機としてシンポジウムを開催いたします。日本側からは総合的なデジタルアーカイブの活動と、美術アーカイブに関する発表を、北米側からは、日本関連資料所蔵館での取り組みについて5名の方にご発表いただき、研究討議を行います。本シンポジウムによって、日米の美術アーカイブや美術図書館の情報共有を行い、国際連携の今後の可能性を探ります。
*使用言語:日本語・英語(同時通訳あり・通訳受信機の台数制限あり)
開催日 | 2024年10月22日(火) 13時30分〜18時00分 ※開催は終了しました。 |
会場 | 東京文化財研究所 地下セミナー室 |
定員 |
70名(申込制、参加費無料) *このサイトの下にあるフォームからお申込みください。定員に達した場合、申し込みを終了させていただきます。 |
主催 | 東京文化財研究所・北米美術図書館協会(ARLIS/NA) |
協力 | JSPS科研費・基盤研究(B) 24K00037「日本戦後芸術のアーカイブ構築と学術的方法論の研究:三つのケーススタディをもとに」(研究代表者:橘川英規) |
プログラム
13:30〜13:40 | 開会挨拶 |
13:40〜14:05 |
[発表1] |
14:05〜14:30 |
[発表2] |
14:30〜14:40 |
休憩 |
14:40〜15:30 |
ARLIS/NA日本関係コレクションの事例研究
[発表3]
[発表4]
[発表5]
[発表6]
[発表7] |
15:30〜15:50 |
休憩 |
15:50〜17:00 |
ディスカッション(各発表の質疑応答も含む) ディスカッサント:山梨絵美子(千葉市美術館) |
17:00〜18:00 |
情報交換会 |
18:00 |
閉会 |
【お問合せ】
E-Mail: | kikkawa-h7i@nich.go.jp |