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高松塚古墳壁画・キトラ古墳壁画の保存修復
エントランスロビーパネル展示 : 2019年6月4日~  

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 高松塚古墳壁画・キトラ古墳壁画は日本で二例のみ残る、漆喰を下地として図像の描かれた古墳壁画で、奈良県明日香村に所在します。古墳壁画として考古学的に貴重であることに加え絵画作品として、美術史的にも7~8世紀の希少な作例として国宝絵画に指定されています。

特別史跡高松塚古墳:
7世紀末~8世紀初頭の築造と推定。昭和47年(1972)に発掘調査。四神と人物像、星宿図が漆喰の上に描かれた古墳壁画は日本で初めての発見。その後、40年以上現地で管理・保存されてきましたが、壁画の劣化が進行し、平成19年(2007)に石室が解体され、現在明日香村の施設内で修復作業中です。

特別史跡キトラ古墳:
時代は高松塚古墳よりやや遡ると推定。四神・天文図・獣頭人身十二支。平成16年(2004)に発掘調査。漆喰取り外しが行われ、再構成され、平成28年(2016)から展示活用されています。

 東京文化財研究所は、両古墳壁画に関して文化庁からの受託事業として、主に美術工芸品保存修復の視点で保存科学分野を中心に関わってきています。この事業は、同時に文化庁から事業を受託している同じ独立行政法人の奈良文化財研究所とも緊密に連携を取って行われています。絵画としての両古墳壁画の保存修復が一区切りを迎えるため、その内容の一部をご紹介します。

令和元年(2019)5月
独立行政法人国立文化財機構 東京文化財研究所

 (写真撮影:城野誠治)
©独立行政法人国立文化財機構 東京文化財研究所