東京文化財研究所では美術工芸品の修復に必要不可欠な用具・原材料のうち、安定的な供給に懸念のあるものについて、調査を行っています。現状を把握し、関係者と協議を行うとともに、材料の物性についての科学的研究や、用具の製作技術の記録、また過去の文化財の修理報告書のアーカイブ化を進めています。この研究会では文化庁受託「美術工芸品修理のための用具・原材料と生産技術の保護・育成等促進事業」の成果報告を行います。今年度は特に現場での作業の映像化やフノリ生産における本事業の貢献などを中心にご報告いたします。
| 日時 | 令和8年(2026)2月6日(金) 13:30~17:30 |
| 会場 |
東京文化財研究所 地下1階セミナー室(定員100名) オンライン配信あり(視聴のみ) |
プログラム
| 13:30~13:35 | 開会挨拶 齊藤孝正(東京文化財研究所) |
| 13:35~13:50 | 趣旨説明 菊池理予(無形文化遺産部) |
| 13:50~14:50 |
講演 大脇豊弘(大脇萬蔵商店)、岡村一幸(文化庁文化財第一課) 「時間をつなぐフノリ ~文化財(美術工芸品)修理材料の観点から~」 |
| 14:50~15:20 | 報告1 今年度の科学調査の成果 (早川・西田・一宮) |
| 15:20~15:30 | 休憩 |
| 15:30~16:00 | 報告2 今年度の記録映像の成果について(菊池・小田原・前原) |
| 16:00~16:30 | 報告3 修理記録データベースの拡充と利活用の課題(田良島・山永・小山田) |
| 16:30~16:50 | 休憩 |
| 16:50~17:25 | 質疑応答・全体討議(司会進行・江村) |
| 17:25~17:30 | 閉会挨拶 犬塚将英 |
参加申込
対面・オンラインのご希望を添えて1月30日(金)までにMicrosoft Formsで申し込み受付