主催 |
独立行政法人国立美術館 国立アートリサーチセンター 独立行政法人国立文化財機構 東京文化財研究所 保存科学研究センター 独立行政法人国立美術館 国立西洋美術館 |
開催日 | 2025年11月1日(土) |
会場 | 東京文化財研究所 地下セミナー室 |
定員 | 事前申込制/100名先着順 |
参加費 | 無料 |
申込方法 |
以下ウェブサイトにアクセスして、所定のフォームからお申込みください。 https://ncar.artmuseums.go.jp/events/collections/post2025-2727.html |
申込締切 | 2025年10月20日(月) |
開催趣旨
絵画を鑑賞するとき額縁は作品本体と切り離せないものですが、その重要性について日本国内では理解が少なく、またその保存修復に関する情報は非常に乏しいこともあり、これまで美術館関係者の課題となってきました。日本の油彩画の歴史は主に近代から始まり、美術館が所蔵する古い作品は、多くの場合、額縁の中におさめられています。しかし、時代が下るにつれて伝統的な額縁が使われなくなる傾向とも相まって、今日では額縁に関する知識や保存修復に関する情報は手に入りにくい状況にあります。
この度の講演会では、イギリスのヴィクトリア&アルバート美術館で額縁家具修復士としてご活躍されるバロウ由紀子(BARROW Yukiko)氏、近代日本の額縁調査を専門とする東京都美術館の中江花菜 (NAKAE Kana)氏をお招きし、額縁の様式や制作技法の変遷、保存修復に関してご講演いただきます。
プログラム
13:00 | 受付 |
13:20 | 開会挨拶(国立アートリサーチセンター作品活用促進グループリーダー 大谷省吾) |
13:30~14:20 | 講演1: バロウ由紀子「絵画を縁取る技と影響-イギリスの美術館における額縁修復の歴史、修復士の仕事についてと日英のデザイン交流」 |
14:20~14:35 | 休憩 |
14:35~15:25 | 講演2:中江花菜「明治から大正、昭和へ-戦前期の洋風額縁をめぐって」 |
15:25~15:40 | 休憩 |
15:40~16:20 | ディスカッション & 質疑応答(進行:東京藝術大学大学院美術研究科文化財保存学 保存修復油画研究室特任教授 鳥海秀実) |
16:20 | 閉会挨拶(東京文化財研究所保存科学研究センター⾧ 犬塚将英) |