東京文化財研究所では美術工芸品の修理・修復に必要不可欠な用具・原材料のうち、安定的な供給に懸念のあるものについて、調査を行っています。現状を把握し、関係者と協議を行うとともに、材料の物性についての科学的研究や、用具の製作技術の記録、また過去の文化財の修理報告書のアーカイブ化を進めています。 この研究会では文化庁補助事業「美術工芸品修理のための用具・原材料と生産技術の保護・育成等促進事業」の今年度の報告を行い、今後の課題について議論します。本年度は所内の成果報告に加え、ご協力機関の方々にもお越しいただき、ご活動についてご紹介いただきます。
日時 | 令和7年(2025)2月5日(水)午前 10時00分〜16時30分 |
場所 |
東京文化財研究所 地下一階セミナー室(定員100名) オンライン配信あり(視聴のみ) |
プログラム
司会:江村知子(文化財情報資料部部長)
10:00~10:05 | 所長挨拶 齊藤孝正(東京文化財研究所所長) |
10:05~10:15 |
趣旨説明 犬塚将英(保存科学研究センター センター長) |
10:15~10:45 |
匠プロジェクトにおける本事業の位置付け 多比羅菜美子(文化庁) |
10:45~11:15 |
本事業における科学的調査事例紹介 早川典子(保存科学研究センター) |
11:15~11:25 | 休憩 |
11:25~11:45 |
紙漉きにまつわる近年の新しい取り組み 西田典由(保存科学研究センター) |
11:45~12:15 |
工芸品修復の現場課題 菊池理予(無形文化遺産部) |
12:15~13:30 | 昼休み |
13:30~14:00 |
武田薬品京都薬草園の本事業へのご協力 坪田勝次(武田薬品京都薬草園) |
14:00~14:30 |
映像を中心とした用具・原材料にかかる記録の試み 前原恵美・小田原直也(無形文化遺産部) |
14:30~15:00 |
事業成果のWEB公開とアーカイブ構築について 田良島哲・小山田智寛・山永尚美・安原大熙 |
15:00~15:15 | 休憩 |
15:15~16:30 | 全体討議 |
(プログラム、講演者は未確定のため、変更の可能性あり)
・参加申込:対面・オンラインのご希望を添えて1月31日(金)までに下記にお申し込みください。
保存科学研究センター修復材料研究室
zairyo_tobunken●nich.go.jp (●を@に変えてください。)
zairyo_tobunken●nich.go.jp (●を@に変えてください。)