東京文化財研究所では美術工芸品の修復に必要不可欠な用具・原材料のうち、安定的な供給に懸念のあるものについて、調査を行っています。現状を把握し、関係者と協議を行うとともに、材料の物性についての科学的研究や、用具の製作技術の記録、また過去の文化財の修理報告書のアーカイブ化を進めています。この研究会では文化庁受託「美術工芸品修理のための用具・原材料と生産技術の保護・育成等促進事業」の今年度の報告を行い、今後の課題について議論します。
日時 | 令和6年(2024)3月27日(水)13時30分~17時00分(開場13時00分) |
会場 | 東京文化財研究所 地下1階セミナー室(定員100名)*オンライン配信なし。 |
参加申込 | 不要、当日会場にお越しください。※開催は終了しました。 |
【プログラム】
13:30-13:40 | 開会挨拶 | 建石徹(東京文化財研究所) |
13:40-14:20 | 「彫刻の修理とその記録」 | 奥健夫(武蔵野美術大学) |
14:20-14:50 | 「修理記録データベースについて」 | 田良島哲(東京国立博物館)・小山田智寛(東京文化財研究所) |
14:50-15:10 | 休憩 | |
15:10-15:40 | 「美術工芸品修理に用いられる用具・材料に関する科学的なアプローチ」 | 早川典子・西田典由・菊池理予(東京文化財研究所) |
15:40-16:10 | 「木彫刃物制作の記録」 | 前原恵美・小田原直也(東京文化財研究所) |
16:10-16:20 | 休憩 | |
16:20-17:00 | 全体討議 | 司会 江村知子(東京文化財研究所) |
【参加申込】
不要、当日会場にお越しください。
【お問い合わせ】
江村知子
emura-t5j●nich.go.jp
(●を@に変えてください。)