徳島県徳島市では、阿波箕と呼ばれるマダケの網代編みでつくった箕を製作してきました。

現在の作り手の2代前までは、平らな素地を編み、折って縫うことで整形する「キリ箕」の製法で箕を作っていましたが、その後、材を編み上げて立ち上げ部分をつくる「マワシ箕」に変わっていきました。 >キリ箕はこちら

箕は現在でも、農作業のほか、藍や四国山地特有の発酵茶(阿波晩茶)の製造の現場で現役で使われています。

映像「阿波箕―徳島県徳島市」

撮影年:2018年
製作年:2020年
実演 渡部 理
撮影 佐野真規
調査 今石みぎわ・森本仙介
編集 森一人
製作 東京文化財研究所
※この映像は東京文化財研究所無形文化遺産部が研究・伝承のために作成したものです。この映像を無形文化遺産部の許諾なく、営利的な利用や改変などをすることは出来ません。