東京文化財研究所 >第51回オープンレクチャー かたちからの道、かたちへの道
第51回オープンレクチャー
かたちからの道、かたちへの道
 

2017年11月02日(木)・ 11月03日(金・祝)
いずれも午後1時30分~午後4時30分
東京文化財研究所・地下セミナー室
受講無料・要申し込み
※受講お申し込み受付は終了いたしました。

東京文化財研究所文化財情報資料部では、毎年秋に研究成果を一般に公開するための講座を開いています。
今年も下記の通り、2日連続で4人の講師による講演会を行います。(チラシ:PDF/2.27MB)

上野の山文化ゾーンフェスティバル (台東区のウェブサイトが開きます)

2017年11月2日(木)
午後1時30分~午後4時30分 於 東京文化財研究所・地下セミナー室
海を渡った日本絵画 ―ライプツィヒ民族学博物館所蔵「四条河原遊楽図屏風」の紹介をかねて
江村 知子(東京文化財研究所 文化財情報資料部 文化財アーカイブ研究室長)
海外で日本の美術作品を所蔵している美術館・博物館は少なくない。気候、民族、習慣なども異なる外国で、日本絵画を見ると、よくぞ長旅の末に生きのびてくれたと、作品とそれを伝え守ってくれた人々へ敬愛に満ちた感覚を覚える。これまでに発表者が調査を行った在外日本絵画を概観し、最近新たに見出された「四条河原遊楽図屏風」について紹介し、日本国内に所蔵される類例作品とも図様や表現を比較しながら作品の位置づけを行う。


穢土としての身体 ―日本中世絵画に描かれた病と死体
山本 聡美(共立女子大学文芸学部 教授)
1992年、東京国立文化財研究所(現:東京文化財研究所)が主催した国際研究集会「東アジア美術における<人のかたち>」(その成果は『人の<かたち>人の<からだ>』平凡社、1993年として公開)では、美術史学における身体論の可能性が拓かれ、当時大学生であった私も大いに刺激を受けたものである。以来四半世紀を経た今回の報告では、病者を描く「病草紙」と死体を描く「九相図巻」を取り上げ、中世日本人の身体観をひもとく。

 
2017年11月3日(金・祝)
午後1時30分~午後4時30分 於 東京文化財研究所・地下セミナー室
写された枇杷図 ―狩野探幽と江戸の再生リヴァイバル
小野 真由美 (東京文化財研究所 文化財情報資料部 主任研究員)
明暦の大火(1657)は、江戸の六割をも焼き尽くし、柳営御物など多くの名画が失われた。大火後、狩野探幽は焼失した名画を偲ぶかのように、古画の鑑定に打ち込み、膨大な鑑定控「探幽縮図」をのこした。「探幽縮図」には“かたち”を写し伝え、そこから新たなものを生み出そうとする切実な思いがこめられている。そこで縮図の一図「枇杷図」を手がかりに、探幽をとりまく人々の江戸文化の再生と“かたち”の伝承について考えたい。


田楽を作る歌仙 ―伊藤若冲の歌仙図について
馬渕 美帆 (神戸市外国語大学 准教授)
江戸時代中期に京都で活動した画家・伊藤若冲は、着色の細密な花鳥図で有名だが、墨画の優品も数多くのこしている。その中でも一連の歌仙図は、戯画風の表現が異彩を放つ作品群であり、近年新たな作例も見出されている。若冲の歌仙図を、俳諧文化や俳画、尾形光琳の絵画との関わりからとらえ、また描かれたモチーフの意味を当時の文脈から考えることなどを通じて、彼の歌仙図の魅力的な“かたち”が生まれた背景を探りたい。


受講方法
10月10日より
募集を開始します

※受講申し込み受付は終了致しました。
■定員:各日80名(申し込み先着順)
■受講料:無料
■申し込み期限:2017年10月25日(水)
(各日 定員になり次第、締め切らせていただきます)
両日とも定員に達しましたので申し込みを締め切らせていただきます。
※ご応募が定員を超えましたので、受講お申し込み受付は終了いたしました。
*抽選となりますが、台東区募集分については10月18日(水)まで申し込みを受け付けております。詳細はこちらをご覧ください。
■申し込み・問い合わせ先
東京文化財研究所文化財情報資料部
〒110-8713 東京都台東区上野公園13-43
電話03-3823-4829 ファックス03-3823-2371 E-mail: kjkenkyukai@tobunken.go.jp
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