東京文化財研究所 >第50回オープンレクチャー かたちからの道、かたちへの道
第50回オープンレクチャー
かたちからの道、かたちへの道
 

2016年11月04日(金)・ 11月05日(土)
いずれも午後1時30分~午後4時30分
東京文化財研究所・地下セミナー室
受講無料・要申し込み
※受講お申し込み受付は終了いたしました。

東京文化財研究所文化財情報資料部では、毎年秋に研究成果を一般に公開するための講座を開いています。
今年も下記の通り、2日連続で4人の講師による講演会を行います。(ポスター(PDF/1.14MB))

上野の山文化ゾーンフェスティバル講演会一覧(PDF/432KB)

■2016年11月04日(金)午後1時30分~午後4時30分 於 東京文化財研究所・地下セミナー室
ドキュメンテーション活動とアーカイブズ―『日本美術年鑑』をめぐる資料群とその発信について
橘川 英規(東京文化財研究所 文化財情報資料部 研究員)
よみがえるオオカミ―飯舘村山津見神社・天井絵の復元をめぐって
増渕 鏡子(福島県立美術館 学芸員)
 当研究所が編纂する『日本美術年鑑』は今年10月に創刊80周年を迎える。この年鑑は、日本国内における美術界の一年間の動向について基本資料を収集・整理してまとめる逐次刊行物で、その事業はいわば「アーカイブズ形成をともなったドキュメンテーション活動」といえる。本発表では、国内美術界でも稀にみる長期にわたる編纂事業のなかで形成されたアーカイブズがどのようなものかを紹介しながら、これらの資料・情報の発信事業について報告する。  福島県飯舘村の山津見神社の拝殿が、原発事故による全村避難中に火災で焼失した。オオカミが描かれた明治末の天井絵が237枚あった。詳細な撮影をしていた和歌山大学の加藤久美氏、サイモン・ワーン氏が復元事業を立ち上げ、東京藝術大学大学院荒井経氏らによって作業が完了した。今夏に福島県立美術館で公開ののち、新拝殿に設置される。地域の信仰と美術を掘り起こすとともに、被災地での文化財継承の意味について考察する。

■2016年11月05日(土)午後1時30分~午後4時30分 於 東京文化財研究所・地下セミナー室
かたちを伝える技術―展覧会の裏側へようこそ
佐野 千絵 (東京文化財研究所 文化財情報資料部 部長)
記憶するかたち、見つけるかたち―“文化財”の意味と価値
岡田 健 (東京文化財研究所 保存科学研究センター センター長)
 かたちからの情報を正しく、また魅力的に伝えるには、かたちを守るための技術とそのかたちがどうして人々を魅了してきたのか観賞価値への理解が必要である。材料や構造について研究し、劣化の程度を把握・記録して、輸送や展示中、収蔵している間もかたちを守る環境を整え、本来のあるべき姿やみなさんに伝えたい表現を理解して展示の裏側を支える、後世にかたちを伝えるための研究を行う保存科学研究者の奮闘の一端をお伝えしたい。  ”文化財”や”文化遺産”は、実際には当初の姿をとどめているものはほとんどない。それについて語られる歴史も、断片的で伝説のようなものが多く含まれている。いっぽう科学調査によって、材質や構造に関する新たな発見があり、視覚技術の進歩とともに表現はますます自由になり、これまでは異なる新たなイメージが生み出される。イメージの変化は価値の変化を意味するのか? 文化財を守り伝えるということの意味を考えてみたい。

受講方法

※受講申し込み受付は終了致しました。

受講には事前申し込みが必要です。往復はがき、ファックス、Eメールのいずれかで、東京文化財研究所文化財情報資料部宛にお申し込みください。いずれの場合も、必ず「オープンレクチャー受講申し込み」を表題に(メールの場合は件名に)ご明記のうえ、受講を希望される日・住所・氏名・電話番号・ファックス番号をお書き添えください。
ファックス用申し込み用紙はこちらからダウンロードできます。(PDF/96KB)

定員:各日80名(申し込み先着順)
受講料:無料
申し込み期限:2016年10月28日(金)(各日定員になり次第、締め切らせていただきます)

申し込み・問合せ先
東京文化財研究所文化財情報資料部
〒110-8713 東京都台東区上野公園13-43
電話03-3823-4829 ファックス03-3823-2371 E-mail: kjkenkyukai@tobunken.go.jp
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