日本美術の記録と評価―美術史家の調査ノート

美術作品の調査は、目で見て記録する、ということが基本です。現代では誰もが手軽に写真を撮ることが当たり前ですが、明治から昭和の先人たちは実際の作品を見て、調査ノートに時代や作者、材質や技法といった基本的な情報を記録し、図様を写し、作品の特徴を文字と絵を交えて書き留めてきました。観察・調査にもとづき、時代や作者など不明な点について検討し評価に至る、という行為を連綿と重ねてきたのです。このウェブサイトでは、東京文化財研究所が所蔵する田中一松資料、京都工芸繊維大学が所蔵する土居次義資料をご紹介します。

  • 調査ノート
  • 参考資料(スケッチブックなど)
     
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  • 参考資料(受講ノートなど)
     

このウェブサイトは、JSPS科研費JP19H01217「日本美術の記録と評価についての研究――美術作品調書の保存活用」の成果の一部です。

令和2年開催の展覧会「日本美術の記録と評価」のウェブサイトはこちら

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