ホテル・シュヴィオン |

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正面の二階建て建物は、黒田がはじめてこの村を訪ね、宿泊したかつてのホテル・シュヴィオンです。
現在は、改修されスウェーデンの財団が管理する芸術家のためのレジデンス「シュヴィオン館」として使用されています。 |
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シュヴィオン館の川に面した庭。現在では、長期間滞在しながら創作活動をするアーティストたちのための宿舎とアトリエとなっています。 |
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ガンヌの塔(Tour de Ganne) |
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歴代の荘園領主の城郭の跡で、
現在は史跡となっています。 |
村の教会 |
 現在の教会は一部をむかしのままに、19世紀中ごろに再建されたものです。浅井忠は、この教会を好み、くりかえし作品のモチーフにしています。 |
ウィルソン通り(Rue Wilson)
村のメインストリート、ウィルソン通り。教会をすぎると村役場があります。 |
ロワン河畔 |

芸術家にとって、この村の魅力は、美しい景観とロワン川でした。
彼らは、制作の余暇に、釣りや舟遊びをしたといわれています。黒田もまた、釣りを楽しんだことが日記に記されています。 |

昔の橋(Le Vieux Pont)
ロワン川にかかる石造りの「昔の橋」
黒田も、この橋の上から村を写生しました。
(「風景(グレー)」)
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洗濯場
浅井忠の作品に描かれた洗濯場が、
現在も残されています。
(対岸より望む) |
郊外の畑 |
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東西わずか500メートルほどの村をぬけると、
畑がひろがっています。 |
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対岸の柳並木 |
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橋をわたると対岸には一本の並木道がつづき、現在ではキャンプ場となっています。
1900(明治33)年に初めてこの村をたずねた浅井忠は、翌年10月から約5ヶ月間滞在し、多くの作品をえがきます。この柳の並木も彼の風景画のモチーフになっています。 |
黒田清輝通り |
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グレーに黒田通り誕生!!
2001年10月、黒田が滞在したことにちなんでグレー・シュル・ロワン市の命名により、 Rue KURODA Seiki(黒田清輝通り)が誕生しました。
同市の広報誌「グレーに生きる Vivre a Grez」2001年秋号に、グレー時代の黒田の画業が特集され、 2001年10月7日に記念式典の行われた「黒田通り」の様子も紹介されています。
* 広報誌「グレーに生きる Vivre a Grez」の画像をクリックすると拡大画像がご覧になれます。 |