「IPM」とは
文化財保存における虫菌害対策は、被害が起きてから対処するのではなく、被害を未然に防ぐ予防保存の考え方が大切です。その実践的な取り組みのひとつである「文化財IPM(Integrated Pest Management、総合的有害生物管理)」は文化財を加害する生物に対して、物理的、生物的、化学的な防除方法を合理的に組み合わせて用いることで、被害を未然に防ぐ保存管理体制のことを指しています。
ここでは、東京文化財研究所保存科学研究センターが編纂した、IPMに関する資料や報告書、ポスターを掲載しました。館の日常業務にお役立ていただけたら幸いです。
ウェブサイト
刊行物

「臭化メチル全廃から10年:文化財のIPMの現在」報告書
(PDF:18.2MB)
文化財の生物被害防止ハンドブック
-臭化メチル代替法の手引き(平成15年度版)-
(PDF:1.56MB)
ポスター

文化財収蔵施設・文書館等におけるカビの制御
-カビ被害の予防と発見-
(PDF:1.65MB)

文化財展示収蔵環境におけるIPMプログラム
「状況と対策の段階的モデル」
(PDF:1.87MB)
