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お知らせ

友田正彦文化遺産国際協力センター長が
「カンボジア王国サハメトレイ勲章シュバリエ」を受章しました

 2022(令和4)年12月、カンボジア・アンコール遺跡群の世界遺産登録30周年にあたり、その保存に長年貢献したとして、友田正彦文化遺産国際協力センター長が同国政府より、「カンボジア王国サハメトレイ勲章シュバリエ」を授与されました。この勲章は、カンボジアの国王と国民のために対外関係や外交的任務の分野で傑出した貢献を果たした外国人に与えられるものです。
 東京文化財研究所では、2001(平成13)年にカンボジア政府アンコール・シエムレアプ地域保存整備機構(APSARA)との間で石造遺産の劣化メカニズムに関する共同研究を開始して以来、建築測量やドキュメンテーション技術に関する若手人材育成などを経て、2017(平成29)年からはタネイ寺院遺跡の保存整備事業に関する技術支援を継続しています。本年には、3年半にわたり取り組んできた同寺院外周壁東門の解体修復工事が無事竣工を迎えたところです。この間の関係者の皆様のご協力に改めて感謝申し上げます。
受章した友田文化遺産国際協力センター長(中央)
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