長良川の鵜飼漁に欠かせない鵜舟は、厚さ約1寸(3センチ)の板を50枚近く継いで造る、全長約13メートルの和船です。

東京文化財研究所では2017年に岐阜県立森林文化アカデミーと共同で「鵜舟プロジェクト」を実施し、美濃市の船大工那須清一氏(昭和6年生まれ)の指導のもと、アメリカ人和船研究者・船大工のダグラス・ブルックス氏が鵜舟を造船する様子を映像と文字で記録しました。
プロジェクトの報告はこちらから:「活動報告1 monthly report1」「活動報告2 monthly report2

報告書  Report

船大工那須清一と長良川の鵜舟をつくる』2018
"Building the Nagara River Ubune with Boatbuilder Nasu Seiichi"

映像  Movie

短編『長良川の鵜舟をつくる―鵜舟プロジェクト2017の記録』(約18分)
"Building the Nagara River Ubune - Ubune Project 2017" 

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撮影期間 2017年5月21日~7月22日
造 船 那須清一 ダグラス・ブルックス マーク・バウワー 古山智史 後藤秀明
協 力 岐阜県立森林文化アカデミー 長良川うかいミュージアム
撮 影 佐野真規 山本和己 小山智史 今石みぎわ
M A  川口陽一
編 集 今石みぎわ 佐野真規
製作年 2022年
製 作 東京文化財研究所

この映像は東京文化財研究所無形文化遺産部が研究・伝承のために作成したものです。
許諾なく、この映像を営利的に利用・改変することは出来ません。
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※東京文化財研究所では上記のほかに、約17時間の記録映像『鵜舟造船技術記録 工程編』と、これに対応する報告書『鵜舟造船技術記録 工程編』(2021)を作成しています。これらは原則的に非公開ですが、閲覧希望者には限定公開しています。ご関心のある方は無形文化遺産部(担当:今石)までお問合せください。映像一覧はこちらから。