


日本列島の大部分では穀物の選別に片口箕を使用しますが、鹿児島県の奄美大島以南では、同じ用途に円形の箕が用いられます。
この丸い箕は「ミージョーキー」などと呼ばれ、3つ飛びあるいは2つ飛びの網代編みで編まれます。
丸く揺すって使うのが片口箕には見られない大きな特徴で、揺することで大きなゴミなどを中央部に寄せ、手で取り除きます。
これに加え、高く掲げた箕から内容物を落として風で軽いゴミを飛ばす、本州の箕のように上下に煽ってゴミを飛ばすなどの使い方がありました。
円形箕は東南アジアで広く用いられており、南につながる箕と言えるでしょう。
ここでは沖縄県名護市のミージョーキ作りを紹介します。
編み材は2年生程度のホウライチク(ンジャダキ)、縁材はホウライチクやホテイチク、巻材にはトウツルモドキを用います。
映像「名護のミージョーキー ―沖縄県名護市」
撮影日 2024年3月8日~10日
製作年 2025年
実演 島袋正敏(天仁屋地区)上原春子・宮城幸子・香村恒子(嘉陽地区)川上スマ子(屋我地地区)
撮影・編集 佐野真規
監修 今石みぎわ
協力 山田沙紀(名護市博物館)・長田元子(島で生きるチカラ調査隊)
製作 東京文化財研究所
